断崖絶壁!!キャンペーン!!

断崖絶壁!!キャンペーン!!
みなさまこんにちは!今回は特別企画ということで、ワイン造り・ブドウ造りにおける重要なファクターである土地形状、その中でも崖地にフォーカスを当てて特集を書かせていただきました!
崖でのブドウ栽培、「大変そう」の一言で済ませることができないほどの苦労、そしてその苦労をはるかに超える魅力が溢れています。

また、今回の特集はヴィナイオータ的フォワード2トップの佐藤がアールぺーぺ、石橋がポッサをそれぞれ担当させていただきましたので、非常に深く濃い内容となっていますので読み応えたっぷりです!!是非この特集をご覧いただき、崖に対する、造り手に対する理解を深めてみてください!!

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【ポッサ】
まずはこの動画をご覧ください。



チンクエ テッレでのブドウ栽培やワイン造りに関しては、言葉を尽くすより実際の風景を見てもらった方が理解が早いように思います。何を話しているかわからなくても、動画の冒頭の1分間を観ていただくだけで、近代的な機械を入れることができない彼らの畑での農作業の過酷さが伝わるかと思います。

こんな過酷な環境で何故彼らは畑作業を続けるのか?そのことをより掘り下げるためにチンクエ テッレの成り立ちについて少し説明させてください。

チンクエ テッレは、リグーリア州ラ スペツィア近郊の海岸沿いで人と自然が1000年以上にわたって調和し、過酷な環境を克服して築き上げてきた「文化的景観」として近くの島々も含め世界遺産に登録されている5つの集落の総称。その南東端に位置するリオマッジョーレは、特にワイン造りとの結びつきが強い場所です。切り立った海岸沿いに密集する建物群とその先に広がる海。ラ スペツィアから車でリオマッジョーレに近づくにつれ拡がる鮮やかなコントラストに誰もが目を奪われることでしょう。その美しい景観から、この地域を含むリグーリア海岸(リヴィエラ)は地中海でも有数のリゾート地として知られています(チンクエ テッレの北西に位置するポルトフィーノはディズニーシーのモデルにもなっています)。


しかし今日のような世界的な観光地になっていったのは、1990年代から2000年代にかけて急速に進んでいったこと。1874年に鉄道が開通し、第二次世界大戦後に道路整備が進むまでは、陸路では細くうねった山道を通るしか訪れる術がなく、地中海貿易で発展したジェノヴァ統治時代から続く船でのアクセスが外部市場との主な接点でした。激しい起伏があり痩せている土地は十分な量の穀物を栽培するには向かず、狭い土地から交換価値の高い作物を得るため、海側から畑が延びたのではなく、山側の集落に元々住んでいた人たちが日照に恵まれた海岸斜面の岩を砕いて海側に向かって段々畑を作っていき、多くの水を必要としないブドウやオリーヴを育てることが産業の中心となっていったといいます。海沿いに定住が進んだのは、ジェノヴァの保護を受けて海賊の脅威がなくなってからのことで、加工品であるワインを運ぶのに船がより適しているのも理にかなっていました。太陽と海風に育まれたブドウで造られたワインは、フランスやイングランドでも好評を博したとされ、中世から漁業よりブドウ栽培従事者が多かったとされています。

1890年ごろの最盛期には段々畑全体の面積が約2,000haあり、その中でブドウ畑の面積は7割(1,400ha)以上にものぼったといいます。しかし、フィロキセラの襲来と近郊のラ スペツィアでの軍務や他の産業での需要が高まるにつれ農業離れが加速し、畑の耕作放棄が進んだ結果、1990年代には最盛期の10分の1にも満たない約100haにまで畑が減ってしまうことになります。テクノロジーの進歩とともに農業はトラクターを始めとする農機を使うことが当たり前になり、人の手を増やすことは余分なコストがかかるということを遠からず意味するようになりました。一歩足を踏み外せば崖の下に落ちてしまいそうな石垣を昇り降りするような機械が入れない場所での作業は非効率の連続であり、成り手が居なくなってしまったというわけです。


ポッサのサムエーレ ハイディ ボナニーニ(ハイディ)が、ワイナリーとしての活動を始めたのは2004年のこと。父はリオマッジョーレの元市長であり、チンクエテッレ国立公園の初代園長を努めたほどの人物でしたが、父(ハイディの祖父)が残したブドウ畑には手をつけられていませんでした。「標準化に迎合することなく、ワインを通じてチンクエ テッレの声を再び届ける」この地の本来の姿を取り戻そうと、ハイディは農村の伝統に根ざしたアプローチで独自のワイン造りを始めることを決意しました。最初の生産量はわずか数百本だったといいます。

「断崖絶壁に人生を賭ける」ポッサの紹介をするときに必ず用いるフレーズです。これはただのキャッチコピーではなく、チンクエテッレでワインを造るということについて「ここで働くことは単なる農業の仕事ではなく、“生き方の選択”だ。」と造り手ハイディ自らも語っています。

チンクエテッレでのブドウ栽培はよく「英雄的」と称されます。崖を切り開いて石垣とした段々畑は建築物のような性格があり、人の手が入らなくなると土砂崩れが起こるなどして元に戻すのが非常に困難になります。それを修復するにも一歩足を踏み外せば崖下という過酷な環境。しかし、それと同時に伝わるのが圧倒的な風景の素晴らしさ。収穫したブドウも海に近い区画のものはトロッコを使わず船でセラーまで運ぶといいます。こんな環境で日々を過ごすことについて、過酷さよりも充実感が勝っているかのように、畑作業のことを語るハイディの表情はいつも楽しそうです。


「プリンチペ ヤコポ」の名前にもなった長男ヤコポ君の学校の課外授業に協力した際は、子供たちが1人3本の樹を担当し収穫まで世話をしました。皆あまりにも楽しい経験だったようで、当初のプログラムを延長し継続することになりました。シャッケトラ2017がヴェロネッリでイルソーレを獲得した際のセレモニーに、息子を連れて行き大変緊張していたそうですが、「僕が陰干ししたブドウを足で潰しました」とスピーチした際には一同喝采になり、忘れられない体験になったといいます。


「完成品を見るだけでなく、日常の一片を目の当たりにしてもらえれば、ただ生産するというだけでなく、物語を紡ぐ仕事ということがわかってもらえる。」

彼らのワインには太陽と潮風、そしてロマンが詰まっています。

いつの間にか、格好いいWebサイトが出来ていたので、こちらも是非ご覧になってください。

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【アールペーペ】
みなさまこんにちは!断崖絶壁キャンペーンのアールペーペを担当します佐藤です。
アールペーペという造り手について、度々文章を書かせてもらっていますし、自分が参加する試飲会でご紹介したことも幾度もあります。

「ヴァルテッリーナの良心!」
「断崖絶壁に宿る清い心!」
「エレガントな女性醸造家ナンバーワン!(弊社調べ)」

こんなキャッチフレーズを目にしていただいている方も多いのではないでしょうか?

人としても素晴らしく、造るワインもとっても素敵。もっともっと飲まれるべき造り手なのに、私たちの力不足でまだまだ皆さまにご紹介しきれていないのが本当に残念というか、自分自身が不甲斐ない、、、
どうにかこの状況を打破したい!

彼らの、「自分たちの土地や文化に対する誇りと愛情、伝統を守り伝え続けようとする情熱と覚悟」を是非皆さまに知っていただきたい。
そして彼らのワインから、それを感じていただきたいのです。

アールペーペは、ロンバルディア州の最北部、スイスとの国境を接するアルプス山脈の麓ヴァルテッリーナ渓谷にある歴史あるワイナリーで、一族のワイン造りはイタリア建国の1861年よりも前に始まったと言われています。

ヴァルテッリーナはその昔、アルプスを越える軍事交通路の重要な通過点として栄え、最盛期には5,000haを超えるブドウの栽培面積を誇っていましたが、2度の大戦などの歴史的背景や、マーケットの9割を占めていたスイスへの供給の途絶、山の急斜面という作業効率の悪さと石垣維持にかかる膨大なコスト等々により耕作放棄が急激に進み、今では800ha程まで栽培面積が激減してしまいました。

亡き父が懸命に繋いできた地域の伝統を、このまま途絶えさせるわけにはいかないと、現当主であるイザベッラは弟たちと力を合わせ、地域への働きかけや、ユネスコ(世界遺産/無形文化遺産)登録に向けた活動などにも力を注いできました。
その甲斐あって、かつては二束三文でブドウを売っていた農家の後継ぎが自身でのワイン醸造・ボトリングをスタートしたり、新たにワイナリーを起こす若い造り手が現れたり。アールペーペはそんな彼らの指針にもなっている存在です。


イザベッラを含む生産者グループの熱心な活動の結果、2018年に伝統的な乾式石壁(石垣)の技術と景観がユネスコの無形文化遺産に指定され、2020年にはブドウ畑の景観そのものもイタリアの「歴史的田園風景」として認定されたことで、伝統的なワイン造りの維持継続を後押しする動きも少しずつ広がりを見せています。

アールペーペは、単に生活の糧としてワインを造っているのではなく、ヴァルテッリーナの歴史・伝統を背負い、それを未来へと継承していくために心血を注いでいるのです。

山の急斜面に張り付くように連なるブドウ畑は、山の岩盤を砕き、出た石で石垣を組み、下を流れる川から運んできた土砂を入れて造られた段々畑。

彼らは、ヴァルテッリーナに5つあるソットゾーナ(特定地区)のうちの3つ、サッセッラ、グルメッロ、インフェルノに畑を所有していますが、各ソットゾーナによって土壌や地形、環境にミクロな特徴があるため、ワインの味わいにもその特徴が繊細に表れています。

サッセッラ:「サッソ(石)」が名の由来になっている通り、石が多く土が少ない痩せた土壌。一番西側に位置し、西にあるコモ湖からの風がよく通る。ブドウはゆっくりと成熟し、エレガントでミネラル感に富んだワインができる。

グルメッロ:サッセッラの東側、アールペーペのワイナリーのある真上のゾーン。他に比べればほんの少し傾斜は穏やかで畑一段の大きさも広く、土が多い。3つの中では最も柔らかで親しみやすい雰囲気のワインとなる。

インフェルノ:グルメッロの更に東。真南を向いた急斜面の畑に突き刺さるように照り付ける太陽と、熱を貯めた高い石壁からの輻射熱により、真夏の暑さが「地獄(インフェルノ)」のようだとしてその名が付けられたゾーン。その熱を感じさせるようなパワフルな質感が特徴的。

アールペーペでは、この3つのソットゾーナから計11アイテムのワインを造っていますが、それらは毎年造られる訳ではなく、その年によって造るワインを選択しています。


アールペーペが最も畑面積を所有(8ha)しているサッセッラ地区で、ブドウがアールペーペ的長期熟成に耐え得るポテンシャルは無く、上級ワインを造るべきではないと判断した年に造られるワインが「ステッラ レティカ」。"アールペーペ的に"というのがポイントで、世間的にはリゼルヴァが名乗れる程度の熟成期間を経てリリースされる。
長期熟成に耐え得ると判断した年にのみ造られるリゼルヴァが「ロッチェ ロッセ」と「ヌオーヴァ レジーナ (2009年まではヴィーニャ レジーナ)」。更に、ブドウの品質のみならず完熟後の気候条件にも恵まれた年に、サッセッラの最上部、標高600mの畑のブドウを樹上で追熟させ、遅摘みしたブドウで造られるのが「ウルティミ ラッジ」。

グルメッロ地区では、ステッラ レティカと並ぶスタンダードラインが「ロッカ デ ピーロ」。恵まれたヴィンテージに造られるリゼルヴァが「ブオン コンシーリオ」と「サンタントニオ」。

インフェルノ地区の畑は、元々面積が小さく大樽を満たすだけの収量が無かったため、しばらく「フィアンメ アンティーケ」だけが造られていましたが、徐々に畑を買い足し、2009年からはリゼルヴァ「セスト カント」も造られるように。

上記ソットゾーナ毎のワインにプラスして、アールペーペのエントリーラインとして、サッセッラとグルメッロの最下部(標高350~400m)の畑のブドウで造られるカジュアルラインが「ロッソ ディ ヴァルテッリーナ」。

そして、より早く楽しめるヴァルテッリーナDOCGというコンセプトの元、熟成中のサッセッラとグルメッロの全ての樽のうち、早い段階で味わいの整った樽をブレンドして造られるのが「イル ペッティロッソ」です。

アールペーペのワイン全てに共通して言えるのが、とにかく安定していて、2~3週間では全くへこたれないということです。一度、自宅セラーでロッカ デ ピーロを残り4分の1程度残したまま1か月後、2ヶ月後と時間を置いて飲んでみましたが、すごく美味しくてびっくり。段々とバランスが崩れていくワインも多いと思いますが、このワインについては、味わいの変化はありつつも、ずっと果実感のあるバランスの取れた味わいのままでした。これらのワインの様に、10年以上前のヴィンテージでこの価格、しかもこのクオリティで出せているワインってなかなか無いのではないでしょうか?

これらのヴィンテージのワインを今この価格で出せているのは、実のところ私たちの力不足による部分も大きいのですが、、このワイン達がうちに届いたのは、もう何年も前。つまり当時の為替と輸送コストを元に値付けしているわけで、造り手側もマテリアルが高騰する前の蔵出し価格だったのでこの価格が実現できたのです。 今、同じワインの値付けをしたら、確実に1.5倍~2倍近い価格になってしまうという、、、なので皆さま、今あるワインを今のうちに是非纏め買いしてください!!!

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◎造り手&アイテムの詳しい説明はこちら!!

(1)お勧めワインの12種類各1本ずつのセット!(※1)
皆様に“まずは飲んでいただきたい”という想いを込めて、いつもより頑張った特価となっております!

(2)対象ワインを単品でご注文の場合、1本~のご注文で掛率3%引き、6本以上で掛率5%引き
※1 ご注文数上限について:【1店舗様あたり5セットまで】とさせていただきます。
※2 対象期間:9/7(月)~11/30(月)出荷分
※3 上記割引はお取引のある酒販店様向けの特価となります。飲食店様への卸価格はお取引のある酒販店様へご確認ください。
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