ステーファノ ベルティ



ボローニャから東南に80km、アドリア海やサンマリノ共和国まであと僅かという街、ラヴァルディーノ インモンテにあるステーファノ ベルティ。1968年に現当主ステーファノの両親がこの地域に12ヘクタールの農場を購入、1986年に2ヘクタールの広さにサンジョヴェーゼを植えたときから家族のワイナリーのストーリーは始まります。当時は果樹栽培農家としての仕事がメインでしたが、徐々にブドウの作付面積を増やし、生産の安定化を図るとともにワインの醸造を行うように。多くのワイナリーを手掛けたエノーロゴ、ミケーレ サッタ、アッティリオ パーリとも親交があり、彼らにも背中を押される形で2000年から自家瓶詰めを始め、正式にワイナリーとしてスタートを切ります。

「ロマーニャの醗酵」と呼ばれたこの時代は、それまで圧倒的な生産量を期待されていたこの地域にとっての、大きなターニングポイントとなりました。生産者の代替わりが進むと同時に新しい感覚を持った新たな生産者がボトリングを始め、ロマーニャのワインのイメージを大きく変えるものがいくつも生み出されていきます。

ステーファノはその中で高価格帯のワインを生産する方向に進まず、謙虚さ、透明性、正直さ、ワインというお酒の立ち位置についての自分の考えを大切にしながらワインを造り続けてきました。勤勉家であり、醸造に関して地元の生産者にアドバイスするほどの知識を持っているため、周囲からは親しみを込めて”マエストロ”と呼ばれています。現在は標高170m、6.5ヘクタールのブドウ畑にてサンジョヴェーゼを中心に、カベルネ ソーヴィニョンとメルローを栽培、1.5ヘクタールの畑でオリーブを栽培、年間約3万本のワインを生産。

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