ルーシー コロンバン


フランス北東部、南はスイス、ライン川を挟んで東はドイツという特殊な地域、ローマ帝国とゲルマンとの交流によって栄えたアルザス。この地域のブドウ栽培の歴史は古く、紀元1世紀頃には栽培が始まっていたと考えられています。ジェラール シュレール エ フィスの現当主ブルーノの幼馴染エリック コロンバンは、2018年にエリックの兄弟とともにルーシー コロンバンを創業しました。元々は1980年代までエリックの叔母ルーシーが営んでいた小さなワイナリーでしたが、ルーシーの引退後コロンバン家の誰も継ぐ意思がなかったことから、ワイナリーは廃業、彼らが所有する畑は貸しに出されていました。

都会での仕事をリタイヤしてコロンバン家のワインを取り戻すことを決意したエリック、当時の借主との契約が2017年に切れるタイミングでルーシー コロンバンの役員になり、同時にジェラール シュレールの従業員となり、シュレール家とコロンバン家の畑作業を担当、ワインの醸造をブルーノに委託し新たなスタートを切ります。コロンバン家が所有する畑には、プェルシックベルグのゲヴュルツトラミネール、アイヒベルグのピノ グリ、シャン デ ゾワゾーのリースリングが含まれており、この地域の最上のブドウによるワイン造りが始まりました。
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