レ ヴィニエッテ

セッジャーノ郊外のカステッロ ディ ポテンティーノ渓谷は、海から流れ込む温暖な大気とアミアータ山の恩恵もあり、農業をする上では理想的な微気候のある地域。渓谷内にはエトルリア人が約3000年前(モンタルチーノでも、同じくエトルリア人がワインを造り始めていましたが、だいたい2000年前)に使っていた石灰岩をくり抜いて作ったパルメント(ブドウを圧搾&醗酵させるための容器)がそこかしこにあることからも、恵まれた環境であることは明らかです。ブドウ畑はそれほど急峻ではないとはいえ斜面にあるため、大半の畑がテラス状の小さなものばかりで現代的な農業には向かず(トラクターなどの農業機械が使えない)、栽培放棄が進み現在に至ります。今現在この地域に残っているブドウ畑は、農家が自家用のワインを造るためのものということもあり、場合によっては0.1haにも満たない本当に小さなものばかりだそう。
彼らが所有する区画に植わるブドウの樹齢は40~100年で、品種的にはサンジョヴェーゼとトレッビアーノを筆頭に、マルヴァジーア トスカーナ、チリエジョーロ、カナイオーロ、マルヴァジーア リミネーゼ、ウーヴァ デル カヴァリエーレ、そして未だに品種が特定できていないものも多数あります。土壌、微気候は区画によってまちまちです。アミアータ山側の北斜面は、火山性土壌で、粘土と砂が程よく混ざった土質で、水持ちも良く肥沃な土壌に対し、谷の反対側の南斜面は水持ちの悪い岩盤質土壌で、強い日照にも恵まれるといった、極めて“地中海的”な環境となっています。
畑ではボルドー液のみを使用し、散布回数も各年の天候を見極めつつ、最小限にとどめるようにしています。散布も(タンクを背負って)手作業で行い、7月の中旬以降には一切の散布を行いません。セラーでもナチュラルな醸造を心掛け、野生酵母による醗酵、最小限の酸化防止剤添加とノンフィルターでのボトリングを行っています。生産量は年間約4000本です。
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