ヴィナイオータかわら版 ~佐藤旭編 その一(新人)~

ヴィナイオータかわら版 ~佐藤旭編 その一(新人)~


メルマガをご覧の皆様、はじめまして!今年の4月に入社しました、佐藤旭(さとうあさひ)と申します。現在は倉庫業務を担当していて、今年の3月に高校を卒業したピチピチの18歳です(笑)。未成年でお酒に携わる職業!?と驚かれるかと思います。多くの方は、ワインを飲んで知見が広がっていきますが、逆にこの2年間で知識や経験を積んでからワインを飲み始めると、また違った感じ方をするのかなと考えていて、2年後がとても楽しみです!

今回のかわら版は18歳ということでお酒が飲めないため、「おすすめの食品」を紹介していきますが、その前に簡単に自己紹介をさせていただきます。

宮城県仙台市出身で、実家がヴィナイオータの取引先である酒販店(仙台の某S商店)を営んでいる家庭で育ちました。小さい頃からヴィナイオータの食品や、とにかくおいしいものばかり口にしていたと思います。また、小学校から高校まで約12年間サッカーをしてきたサッカー小僧で、中学までは地元仙台でプレーし、高校からは親元を離れて秋田の高校に進学し、サッカーに懸けた日々を送っていました。本当のところはサッカーが好きで、サッカーで大学進学を目指していましたが、高校3年時の夏に手術するほどの大けがをしてしまい、サッカーでの進学を諦めました。

そんなつらい時に支えてくれたのは両親でした。「自分のやりたいことをやりなさい」という言葉をかけてもらい、改めて自分自身と向き合うきっかけになりました。そこで思い浮かんだのは、小さい頃から見てきた両親の姿でした。ワインを通じて多くの人とつながり、好きなことに情熱をもって仕事をする両親の姿は、私にとってずっと憧れでした。私も好きなことに夢中になりながら働き、人に笑顔になってもらえる仕事がしたい。そう思いながらヴィナイオータへの入社を決意しました。

現在は、ワインの知識や経験はもちろん、社会人としてのマナーや振る舞いなど、まだまだ学ぶべきことばかりです。これからもヴィナイオータで働く日々を大切にしながら成長していき、将来はワインの魅力や造り手の想いをより多くの方に伝えられる人材になりたいと考えています。これからも精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

さて、本題の今回のかわら版でご紹介したい食品ですが、Arianna Occhipinti / アリアンナ オッキピンティのCappero Ibleo / カッペロ イブレオ(ケッパー)です。普通のケッパーは、食べる前に水に数十分浸して塩抜きするのが当たり前だと思っていました。塩がかなりキツイので、そのまま使うと料理の味がケッパーの塩気に持っていかれてしまうからです。ですが、アリアンナのケッパーはそこが違います。アリアンナのケッパーは最低限の塩しか使っていない。だから、わざわざ水に浸して塩抜きしなくてもそのまま料理に使えるんです。ケッパーはあの他にはない独特な香りが魅力の一つだと思うのですが、水に浸して塩抜きするとどうしても香りが少し抜けてしまう。だから「そのまま使える」というのは、実際に使ってみるとかなりうれしいポイントです!

使われているのはシチリアのモンテイブレオに自生するケッパー。海沿いに育つものが多い中で、アリアンナは冬には霜が降るほど寒暖差のある土地を選んでいます。この寒暖差がケッパーならではの香りと、奥行きのある味わいを引き出してくれる。そして、そんなケッパーの魅力を余計なものを加えずに引き出しているところに、アリアンナのセンスを感じますよね!!

私が初めてアリアンナのケッパーを口にしたのは、代表オータの自宅で父と一緒に、多恵子さんに料理を振舞っていただいたときです。そのときは、ケッパーを社長宅の薪ストーブの上で乾燥させたケッパー(カッペリ塩)をお手製の絶品天ぷらにパラパラとかけていただきました。これがもう、衝撃的なおいしさ!!うまく言語化できませんが、味わいに奥行きが生まれるというか…素の天ぷらが100%だとしたら、150%までおいしさが跳ね上がるような感覚です。あの食欲をそそられる磯の風味、程よい塩味にほのかな苦味。これが忘れられず、自宅に帰ってからも何にでもカッペリ塩をかけて…まさにケッパー祭りです(笑)。

例えばラ コッリーナのパッサータ ディ ポモドーロ(裏ごしトマト)のトマトパスタの隠し味として使ったり、また特におすすめなのは、パーチナのひよこ豆を茹でて一度冷やし、お皿に盛り付けた後にヴィナイオータのオリーヴオイル(様々な種類のオイルを使っていました!)をまんべんなく垂らし、最後にカッペリ塩をかけた特製パーチナ豆がほんっっとうに美味しいです!!豆とオリーヴオイルにカッペリ塩の磯の香りとこなれた塩味が組み合わさることで、より旨味が増します。佐藤家イチオシの簡単料理なので、ぜひお試しください!!

そして個人的に面白いと思うのが、「ケッパーを主役にしなくてもよい」というところです。このケッパーは「俺がケッパーだ!!」と前に出てくるというより、少量加えることで全体を引き締めてくれるタイプ。サッカーでいうと、ゴールを決めるストライカーというより、目立たないところでゲームを組み立てる司令塔のような存在です。肉料理に少し。魚料理に少し。サラダに少し。茹でたジャガイモにオリーヴオイルと一緒に少し。それだけでいつもの料理にシチリアらしいニュアンスが加わります。何よりこの商品を面白いと感じる理由は、ケッパーひとつから、その土地の特徴を感じられるところです。

イブレイ山麓に自生する野生のケッパーを摘み、海塩で漬ける。余計なことをしすぎず、その土地にあるものの魅力を残す。これは、アリアンナがワイン造りで大切にしている考え方とも、どこかつながっている気がします。だからこそ、ワインだけでなく、このケッパーも食卓に並べてみてほしいのです。アリアンナのワインと、さまざまな料理にケッパーを一粒、二粒。それだけで遠く離れたシチリアの風景を少しだけ想像できるような食卓になるはずです。

このかわら版を書きながら、早くワインを飲める年にならないかなー(誕生日が3月26日で早生まれなため約1年半後)とつくづく思います。ヴィナイオータで働き始めて、毎日たくさんのワインに触れ、造り手について少しずつ勉強していますが、「実際に飲んで味わう」ということができないからこそ、いまの自分にできる形でヴィナイオータのワイン、食品たちについて知っていきたいと考えていたところ、出会ったのがケッパーでした。

ワインを飲まなくても、シチリアの食文化について知ることができる。ケッパーを食べてみて「シチリアってどんな場所だろう?」と興味を持つ。そこから、アリアンナ オッキピンティはワインだけ造っているのではなく、オリーヴオイルやパスタ、蜂蜜など、シチリアの食文化に繋がるものを手掛けている。それを知ると、「ワインを造る人」というだけでなく、「自分の土地そのものを伝えようとしている人なんだ」と感じるようになりました。

私自身まだまだ勉強中だからこそ、こういうところから少しずつイタリアのことを知っていきたい。小さなつぼみ一粒から、シチリアの食文化を知る。「ケッパーってこんなに料理を変えるんだ」。そんな発見を、読んでくださった方にもしてもらえたら嬉しいです。


【佐藤旭の食べてもらいたい食品!!】
・銘柄:Cappero Ibleo / カッペロ イブレオ(250g)
・造り手:Arianna Occhipinti / アリアンナ オッキピンティ
・地域:イタリア / シチリア
・希望小売価格 (税抜):2,800円

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対象期間:2026/9/18(金)~2026/10/9(金)出荷分まで


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