ヴィナイオータかわら版 ~阿部編 その二~

ヴィナイオータかわら版 ~阿部編 その二~


皆さまこんにちは!いつも弊社のワインをご愛飲いただき誠にありがとうございます。ヴィナイオータ本社 受注担当の阿部です。

2度目のかわら版。初めてのかわら版は入社して4か月目、倉庫業務を必死に覚えていた頃(その時にご紹介したポッサ / ロゼ ダムール2022( https://vinaiota.com/news/13536 )は、相も変わらずキュンとする造り手&ワインです)。あれから、受注へ異動したり、試飲会に参加させていただいたり、オッティマーナでの造り手帯同や東京会場の司会進行(!?)など、目まぐるしい2年間でした。この業界に憧れてヴィナイオータに入社し、その熱は冷めていないのですが、この2年間で、大きく自信を失う出来事があったり、周りと比べて不安に駆られ自分を取り繕ってしまったり、消極的性格全開&自己肯定感最低な時期もありました。

そんな時に代表太田と話す機会があり、少し心が救われた日がありました。「プロとして扱う以上もちろん知識も重要だけれど、自分が心動いたあの時あの瞬間を忘れてはいけなくて、その愛や熱を伝えることが大切だと思う。あべみちゃん(社長からそう呼ばれています)はかなりウェットな人だと思うし、そこを出さないと。ただただ皆が同じことをしていてもつまらないし、その人なりの何かが伝わったほうが人の心は動くんじゃない?」(私なりの解釈を含みます。悪しからず…)

ワインも人も、みんな違ってみんないい。太田や造り手、飲食業界の方々が、それぞれ自分の信念を持ってこの世界を生きているその熱に魅せられて、そんな人たちに憧れてここに入ったんだった。私も皆と同じやり方でできるように真似をしなきゃとばかり思っていたけれど、自分なりの言葉や方法で人の心を動かせるようにもっと努力をしようと、入社当初のワクワクした気持ちを取り戻した気がしました。この業界の人たちと接するたびに、愛情や熱意、信念を持って挑戦し続ける人は本当に格好良いなと感じます。先日、20年ぶりに続編が公開された(きっと世の多くの働く人々にとってのバイブルであろう)映画『プラダを着た悪魔2』を観て、劇中で奮闘する女性たちに対してもそう感じたのですが、その時になんだかふとアリアンナ姉さんが頭に浮かびました。彼女は私にとって、格好良い女性の象徴です。



そんな憧れの女性、アリアンナ オッキピンティのシッカーニョ2021をご紹介させてください。映画を観た後にアリアンナのワイン飲みたいな~と考えていたときに、今まで自分がイメージしていたシチリアの赤ワインと良い意味でギャップを感じたことを思い出し、手に取りました。

シチリアの代表品種ネーロ ダーヴォラで造られるこのワイン。一見濃厚に見えて透明感のあるうっとりする色調、キュッとフレッシュな果実の酸、少しタニックでありつつもジューシーで洗練された味わい。シチリアといえば、太陽を燦々と浴びた力強さやムキッとした味筋を想像するのですが、このワインからは丘の上をすーっと吹き抜ける海風のような清涼感を感じます。今年も梅雨入りが発表され、しとしとと湿度の高い日々が続く今の季節に、シチリアの爽やかな空気を吹き込んでくれます。抜栓後数日経つと徐々にタンニンがほぐれてエレガントな柔らかさが出てきます。

お家で山椒オイルを作るために、だだ商店で買ってきた山椒の実を枝から外す作業のお供にこのワインを飲んでいたときに、ふと、山椒と合うかも?と。翌々日、ズッキーニやピーマン、ナスなど夏野菜いろいろを焼いて、山椒オイルと岩塩をかけて食べたのですが、ワインの瑞々しさと山椒のピリッと爽やかなスパイス感がとてもマッチ、最高なアテでした!開けて数日経っていたので、滑らかになったタンニンの包容力もステキ…次はエスニックなお料理と合わせてみたいな~なんて考えています。

「自然につくればこういうワインが出来るのに、マッチョでアルコリックなシチリアワインのイメージに合わせてつくらないと売れないらしいのよね。だから同じようなワインになってしまうの。」とアリアンナが話していたことがありました。弊社の造り手に共通して言えることですが、彼女たちが大切にしているのは、彼女たちなりに日々自然と向き合い、その土地や畑に愛情と敬意を持ってその風土を表現すること。ワインだけでなく、彼女が自社農園で育てた作物でつくるパスタやケッパーなどからも、食べる度にその唯一無二な魅力を感じます。





若くして自らのワイン造りを志し、話題性に富んだデビューを飾り、今やシチリアを代表する造り手へと、傍から見たら順風満帆にワイン業界を生きてきたように見えるアリアンナ。しかし、恵まれた環境に甘んじず、自らのやりたいことや造りたいワインがしっかりとあって、その理想を追い求める強い意志と、今も新しいことに挑戦を続ける貪欲さ、そういった彼女の熱が、周りの人々の心を動かしてきたのだろうと想像します。そんな彼女の造るワイン、芯が通った力強さの中に女性的な柔らかさを内包する凛とした佇まいがあって、私は大好きです。久しぶりに彼女のワインと向き合ってみて、晴れやかな勇気をもらいました。

じめじめした梅雨もどんよりした気持ちも吹き飛ばしてくれるアリアンナのシッカーニョ2021、是非お試しください。



【阿部の飲んでもらいたいワイン!】
・銘柄:Siccagno /シッカーニョ2021
・造り手:Arianna Occhipinti / アリアンナ オッキピンティ
・地域:イタリア / シチリア
・希望小売価格 (税抜):6,000円
商品詳細はこちら

◆◇特価条件◇◆
◎条件1:1本~のご注文→掛率3%引き!
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対象期間:2026/6/23(火)~2026/7/17(金)出荷分まで

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