ヴィナイオータかわら版 ~桑原編 その八~

いつもヴィナイオータのワインをご愛飲いただきましてありがとうございます。「農場長」こと桑原です。 今回は「ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒」のチヨニシキと渡船の品種を使った2銘柄をご紹介します。 当社にお越しになったお客様に「ヴィナイオータで農業をやっています。」とお伝えしますと「ブドウを栽培してワインは造らないのですか?」というご質問を度々いただきます。少なくとも私が農場長である間は、ヴィナイオータではワインを造ることはしないと思います。なぜ、ヴィナイオータではワインを造らず、お米を栽培して月の井酒造店さんで日本酒を製造してもらっているのか?今回はそのお話をしたいと思います。 イタリア人にとってのワインと日本人にとってのお米には、同じような意味合いがあると私は思っています。イタリアには州が20州あり、その全土でワイン造りが行われていますし、日本でも全ての都道府県でお米は作られています。栽培の歴史においては、ローマ建国以前からエトルリア人などによってワインが造られていましたし、日本では縄文時代後期に大陸から稲作が伝わっています。ワイン造りも稲作も3000年以上の歴史があります。 日本人にとってのお米の重要性は、改めて皆さんに説明する必要はないかと思いますが、一方ワインはどうでしょうか?ワインは現代では嗜好品と言われる場面もあったりしますが、殺菌や冷蔵技術の無い時代では、日本のようにいつでもどこでも新鮮で安全な水が確保できるわけではないヨーロッパにおいて、ワインは生存に欠かせない重要な水分でありましたし、放っておけばすぐに腐敗してしまうブドウを発酵の力で何年も持たせることができる保存食としてのワインの役割もありました。 なぜ、それほどまでに国土の全土で栽培され、人々の生存に欠かせない農作物となったのか?それは、その農作物が健全に生長するためのすべての条件がそろっていたに違いないからです。気候、土壌など環境に完全に適応した品種育成や栽培方法が確立し、現代のような農業機械もなく、化学的な薬品や肥料も無い中、毎年安定した恵みをもたらしてくれる作物。私はどんなに科学や文明が発達しても、自然に逆らうような社会や制度を維持することはできないし、人間の健康や幸せは、自然に逆らった行動、生き方をしている限りそれは得ることができないと考えている人間です。 実は、私がヴィナイオータに入社する以前、とある西日本の山奥で農業を営んでいた2011年の秋。あのカーゼコリーニのロレンツォ氏が来日し、初めてのヴィナイオッティマーナの最中、私の友人がワイン造りを始めるというので、予定を変更して友人の畑を視察に来てくれたことがありました。翌春にブドウを植える予定の畑を視察し、その地域の雨温図を見たロレンツォの顔は曇ります。「ここで健全なブドウをつくるのは難しいよ。この場所に合う別の作物を作った方がいい。気温が高い時期に雨が多すぎるよ。」と語りました。私の農業の師匠も自然栽培の大事な考え方の一つとして「適地適作」だと教えてくれました。自分のエゴや欲望で、栽培する作物を決めてはいけない。その地域、気候、土壌にあった作物を栽培することが大事であること。自然に逆らうことは、川の流れに逆らって歩くようなもので、無駄な労力や困難を伴うものであり、仮に一時的に実現したとしても持続可能でないということを何度も強調していました。 私は、日本でのワイン造りを否定するつもりもありませんし、先ほどの友人も、ロレンツォにはそう言われましたが、その地で頑張ってワイン造りをゼロから立ち上げて、今ではたくさんの人に評価されるワインを造っています。ただ、生来怠けモノの私には到底マネのできない大変さがあるのも事実で、なるべく楽をして美味しいものを食べたい、飲みたい私にとっては、美味しいお米を作ってそのお米で美味しいお酒が飲めればそれで十分と思っています。「土壌の生命力を最大化し、自然に負荷のかけないブドウ栽培をして、醸造でも人の過度な介入を排してブドウ本来の力を引き出すこと」をこころがけたワインを取り扱うヴィナイオータが自ら農業をするとしたら、そしてお酒を造るとしたら…。私の回答としては「お米を栽培して日本酒を造る。」が答えなんじゃないかと思うのです。そして、その日本酒を醸してくれるのが石川杜氏である。となれば、それは最高じゃないかと。そう、思うのです。 ということで、いつものように冗長な内容になってしまいましたが、今回はここまでにしたいと思います。そんなことで造り始めた日本酒もR6BYで4シーズン目となりました。まだまだたくさんあります。ヴィナイオータのワインも美味しいですが、たまには日本酒もよろしいかと思います。 コメントは、数か月前に別のキャンペーンでご紹介したものを再掲させていただきます。

【火入渡船R6BY】渡船生もと純米原酒R6BY(2024)
渡船は茨城では昭和30年代まで栽培されていた酒米ですが非常に収穫が遅い晩生品種で今はほとんど作られていません。ワイン品種同様、収穫が遅い品種の方が複雑で奥深い酒になるのではないか?との期待をもって栽培しています。日本酒度は高いですが、チヨニシキと比べて厚みや複雑さを兼ね備えていて立体的で豊かなバランスの良い味わいです。
【火入チヨR6BY】チヨニシキ生もと純米原酒R6BY(2024)
チヨニシキは茨城県奨励の飯米品種であり、飯米らしい軽快さや飲みやすい酒質ではあるのですが、例年、日本酒度20度越えのキレッキレのお酒になっています。チヨニシキは縦、渡船は横に広がるイメージ。いずれにしましても、おすすめの飲み方は冷や(常温)か、割り水をしたぬる燗で。
【桑原の飲んでもらいたい日本酒!!】
・銘柄:
【白ラベル】チヨニシキ生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒
【黒ラベル】渡船生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒
・造り手:月の井酒造店 /ツキノイシュゾウテン
・地域:日本/茨城県
・希望小売価格 (税抜):
【火入チヨR6BY】チヨニシキ生もと純米原酒R6BY(2024)【四合瓶】 4,000円
【火入チヨR6BY】チヨニシキ生もと純米原酒R6BY(2024)【一升瓶】 8,000円
【火入渡船R6BY】渡船生もと純米原酒R6BY(2024)【四合瓶】 4,500円
【火入渡船R6BY】渡船生もと純米原酒R6BY(2024)【一升瓶】 9,000円
◆◇特価条件◇◆
◎条件1:【四合瓶】 1本~のご注文→掛率3%引き!1ケース12本のご注文→掛率5%引き!
◎条件2:【一升瓶】 1本~のご注文→掛率3%引き!1ケース6本のご注文→掛率5%引き!
対象期間:2026/4/14(火)~2026/5/14(金)出荷分まで
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【火入チヨR6BY】【白ラベル茶瓶】【四合瓶】月の井酒造店 / チヨニシキ生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒(720ml)【日本酒(生もと純米原酒)】
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【火入チヨR6BY】【白ラベル茶瓶】【一升瓶】月の井酒造店 / チヨニシキ生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒(1800ml)【日本酒(生もと純米原酒)】
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【火入渡船R6BY】【黒ラベル】【四合瓶】月の井酒造店 / 渡船生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒(720ml)【日本酒(生もと純米原酒)】
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【火入渡船R6BY】【黒ラベル】【一升瓶】月の井酒造店 / 渡船生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒(1800ml)【日本酒(生もと純米原酒)】
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【火入チヨR5BY】【白ラベル茶瓶】【四合瓶】月の井酒造店 / チヨニシキ生もと純米原酒R5BY(2023) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒 (720ml)【日本酒(生もと純米原酒)】
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【火入チヨR6BY】【白ラベル茶瓶】【一升瓶】月の井酒造店 / チヨニシキ生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒(1800ml)【日本酒(生もと純米原酒)】
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【火入チヨR6BY】【白ラベル茶瓶】【四合瓶】月の井酒造店 / チヨニシキ生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒(720ml)【日本酒(生もと純米原酒)】
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【火入渡船R6BY】【黒ラベル】【一升瓶】月の井酒造店 / 渡船生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒(1800ml)【日本酒(生もと純米原酒)】
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【火入渡船R6BY】【黒ラベル】【四合瓶】月の井酒造店 / 渡船生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒(720ml)【日本酒(生もと純米原酒)】