かわら版 ~加藤編 その七(勝手に退職のご挨拶の巻)~
私が所属の直営店 だだ商店だだ食堂 では様々なお知らせの通りですが、じきに迎えるヴィナイオッティマーナ2024閉幕をもって退職を迎える自身にとっての“最後の”かわら版となります。同イベントにむけて、もうすぐ来日予定のステーファノ レニャーニから、ル ガルー2019(1500ml)をご紹介致します。
味わいやその佇まいは年々凄みを増すばかり、近頃の引き合いの多さ(ありがとうございます!!!)からも、すっかり“市民権を得た”感のあるステーファノが届けてくれるワイン達。彼にとってのフラッグシップワインといえるポンテ ディ トイの兄弟的位置づけのル ガルー(狼男の意)。
ちょっぴり強面で豪快(だけど気配りの人。近年は流行り病で少し気を落としていたそうです、、、元気になってよかった!!!)に映るあのおじさんが本当に生んだのかとちょっと勘ぐってしまうほど(笑)、非の打ち所がないワインだと感じています。抜栓したてから朗らかで、5年の歳月がそうさせているのか、様々な味わいの要素が程よく溶け込んだ感ある「え、うま---」なやつです。フルボトル(現在欠品)在庫時代から、とにかくお客様へ激プッシュし続けてきたル ガルー2019、マグナムサイズが嬉しいオンリスト。複数人の飲み会での一本としては勿論のこと、マグナムワインをサラッとグラスで提供するサービスマン、好きです♡様々なシチュエーションで活躍すること間違いなしの一本、ぜひお試しくださいね。
そんな同ワインの生みの親のステーファノ。バリバリの保険のエージェント(どれだけの仕事をこなしてきたのかは、彼ら家族が住む自宅が物語っています。と---にかくめっちゃカッチョいい!!)であった彼の人生を変えたのは一杯のワインでした。「 ワイン生産者として生きていく 」そう決意した男の周囲には、内心「やめておけばいいのに」そう思う方も少なからずいたのでは無いでしょうか(日本人的感覚なんですかね??)。植樹から3期目を迎えた2008年初めてのリリース以降、ゆく年くる年の試行錯誤を経て生産者としての経験を培ったステーファノ。そんなさなかのとある時代のワインには、還元的なニュアンスが強くでてしまったことなどもあり、今なお「不安定なワイン(ないし生産者)」という認識で、以降彼のワインに触れていない方もいらっしゃるのかもしれません。
しかしながら、いま現在の彼から届くワインの佇まいやその美しさは(皆様からのご評価の通りで)言わずもがな、先述の“とある時代のワイン”についても、時間とともに本領を発揮した姿に出会う機会が増えてきた印象です。これからどんどんと花開いていくであろう彼のバックヴィンテージについても、その楽しさを伝えるための取り組みをだだ商店だだ食堂は担って参ります。
ひとりの大の大人が抱いた夢物語が、今では沢山の方々に愛され、小さな幸せであり豊かさに繋がっている。料理人としてこの会社へ入社して以降、私がステーファノはじめ、沢山の造り手たち、そして代表オータから教わった一番の大切なことは、造りにおいてのプロセスやテクニカルな部分では無く、人としての生き様みたいなものであったと思っています。
2015年秋に入社してからの9年と少し。本当に沢山の方々に支えていただきながら今日まで歩んで参りました。お客様は勿論、関係各位すべての方に感謝申し上げます。
ヴィナイオッティマーナ2024を終えてすぐ、私達家族は香川県高松市に移住して、自身の店を準備、そしてオープンの予定(詳細はだだ商店だだ食堂SNSなどにて!!)です。遊びも冒険もすぐそこ!の四国、高松の地で、皆様のお越しを心からお待ちしております!!
ステーファノ、日本で待ってるよ~~~~!!!!
【かわら版 加藤の飲んでもらいたいワイン!!】
銘柄:Loup Garou 2019 (1500ml) /ル ガルー
造り手:Stefano Legnani / ステーファノ レニャーニ
地域:イタリア リグーリア
希望小売価格 (税抜) : 10,000円
◆◇特価条件◇◆ ◎条件1:1本~のご注文→掛率3%引き!
対象期間:2024/11/20(水)~12/13(金)出荷分まで
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